■解説
TV チューナーには、ソフトウェアエンコード方式とハードウェアエンコード方式の 2 つの方式が存在します。(エンコードとは、あるデータを別の形式に変換すること)
専用チップ (ハードウェア)
を使用するのがハードウェアエンコード方式、パソコンの CPU
を使用するのがソフトウェアエンコード方式です。
ハードウェアエンコード方式では専用チップを使用するので、パソコンの性能に左右されることなく、安定した画質で動画を見ることができます。高機能のパソコンでなくても、高画質の
TV を視聴できます。
一方、ソフトウェアエンコード方式では、パソコンの CPU を使用するため、CPU の性能が低い場合、画質が劣化することがあります。 しかし、専用チップを搭載する必要がないため、ソフトウェアエンコード方式の
TV チューナーの方がハードウェアエンコード方式に比べて低価格になるメリットがあります。
3次元Y/C分離:高画質を実現するための機能。色にじみや輪郭のザラつきを抑制します。
ゴーストリデューサ:高画質を実現するための機能。TV に映ったゴースト (二重の画面) を減少させます。
MPEG:映像データの圧縮方式。MPEG1 は VHS 並み、MPEG2 はS-VHS 並みの画質を提供することができます。
解像度:どれぐらいの大きさで TV を視聴できるかが決まります。
■おすすめ
画質にこだわるなら、ハードウェアエンコード方式をおすすめします。
3 次元 Y/C 分離やゴーストリデューサなどの高画質機能を搭載したモデルを選ぶといいでしょう。またTVを見ながらパソコンの操作をする機会が多い場合はCPUへの負荷が少ないハードウェアエンコード方式をおすすめします。
お手軽に TV
を楽しみたいのなら、ソフトウェアエンコード方式のほうが低価格でおすすめです。 |